コラムCOLUMN
2023年10月26日
お役立ち情報
【感染流行中】赤ちゃんのインフルエンザ対策
全国各地で感染流行中のインフルエンザ。
感染力が強く、保育園などでも感染が広がりやすく心配ですよね。
インフルエンザは風邪よりも重い症状があらわれることが多く、
さらに赤ちゃんは重症化する可能性が高いため予防対策しておくことが大切です。
今回は赤ちゃんのためのインフルエンザ対策をご紹介します。
インフルエンザの特徴は?
38度以上の急な発熱など全身の症状
- 急に38度以上の高熱
- 全身のだるさ
- 筋肉痛や関節痛
- 頭痛
- 風邪の症状(咳・くしゃみ・喉の痛み)
- 母乳やミルクの飲みが急に悪くなった
- 寝つきが悪くなった
生後6ヶ月頃までの赤ちゃんは、ママからもらった免疫を持っています。
基本的には感染症にかかりにくいとされていますが、絶対に感染症にかからないというわけではありません。
発症から12時間以内はウイルスの検出率が低いため、発熱後すぐに受診しても正確に診断できない場合があります。
周囲にインフルエンザに感染した人がいたり、接触があったかどうかなどが判断のポイントになります。
特に思い当たることがないという場合は、慌てずに赤ちゃんの様子をみておきましょう。
インフルエンザ予防接種のポイント
- 接種開始は10月頃〜
- 生後6ヶ月〜接種可能
- 13歳未満は2回接種
- ※強い卵アレルギーのあるお子さんは接種できません
接種すれば必ず感染が防げるというわけではありませんが、発症の可能性を抑えたり特に重症化を防ぐ効果があります。
赤ちゃんは基本的に2~4週間の間隔をあけて2回接種します。
赤ちゃんがインフルエンザにかかると脳炎や肺炎などを引き起こして重症化することもあります。
厚生労働省や日本ワクチン学会から、赤ちゃんもワクチンを接種する必要性はある発表されています。
予防と対策
こまめに手洗いや手指の消毒しましょう
帰宅した際や食事前、赤ちゃんのお世話をする前も、こまめに手を洗うようにしましょう。
また、アルコール製剤での手指の消毒もインフルエンザ対策に効果を発揮します。
インフルエンザは、ウイルスが付着した手やものを介して感染が広がりますので、家庭内感染を防ぐために、タオルの共用もできるだけ避けると安心です。
◼︎手洗いのポイント
- 石鹸を使って、手首や指の間、爪の間も丁寧に洗いましょう
- 流水で15秒以上すすぎ流しましょう
- 清潔なタオルやペーパータオルで水分をしっかりと拭き取りましょう
できるだけ人混みを避けましょう
人混みではウイルスに接触する機会が増えます。
インフルエンザは飛沫を吸い込むことでも感染が広がりますので、感染流行している時は特に人が多いところへの外出はできるだけ控えるようにしましょう。
どうしても人混みに入らなければいけないときは、短時間で用事を済ませられるようにしましょう。
ママとパパや赤ちゃんと一緒に暮らすご家族は、外出時に不織布製のマスクを着用したりするなどの対策も大切です。
温度と湿度を適切に保ちましょう
インフルエンザは乾燥した環境で増殖したり、気温が低いと鼻や喉のバリア機能が低下するため、感染しやすくなります。
部屋の温度を20~25℃、湿度を50~60%程に保てるよう、エアコンや加湿器で調節しましょう。
◼︎加湿器がない場合
室内に洗濯物や濡れたタオルなどを干したり、観葉植物を置くことでも湿度を高めるのに効果的です。
こまめに換気をしましょう
冬場だと窓を開けると室温が下がってしまいますので、エアコンやヒーターなどの暖房器具を使いながら換気をしましょう。
向かい合っているドアや窓を2ヶ所開けると効率良く換気できますし、換気扇を運転させておいてもある程度は換気ができます。
使用頻度の多い場所を消毒しましょう
- ドアノブ
- 電気のスイッチ
- 手すり
- おもちゃ
よく触る場所を消毒することでも、インフルエンザ対策になります。
アルコール濃度が60~90%の消毒剤や、次亜塩素酸ナトリウムを含む消毒剤などでこまめに拭き取るようにしましょう。
感染してしまった場合
早めに医療機関を受診しましょう
抗インフルエンザウイルス薬は発症から48時間以内に服用することで、ウイルスの増殖を抑え、重症化を防いでくれます。
赤ちゃんは大人に比べて免疫機能が未発達です。
肺炎や気管支炎などの合併症を引き起こす可能性もありますので、早めに医療機関を受診しましょう。
特に注意したい症状
40度以上の高熱が数日続いたり、ぐったりした状態で大人の呼びかけに対する反応が鈍い場合。
そんなときはすぐに医療機関を受診してくださいね。
水分をしっかりとって安静に過ごしましょう
発熱すると汗をたくさんかいて、身体から水分や塩分が失いやすい状態になります。
脱水症状を起こしやすいので、おむつ替えのときにおしっこの出が悪くないか、おしっこの色がいつもより濃くないか確認しておきましょう。
ポイント
- 熱が高いときはお風呂も控えて、濡れたタオルで身体を拭いてあげましょう
- こまめに汗を拭いて、汗をかいていたら着替えさせてあげましょう
お風呂に入れる行為は赤ちゃんの体力を奪います。
熱が高い時は無理に動かさずに、安静に寝かせておいてあげるといいですね。
家族が徹底した予防対策を
「何かおかしい」というサインを大事に
体温計の数字だけでなく、赤ちゃんの顔色や食欲、機嫌が悪いなど普段との違いを大事にしましょう。
免疫力の弱い乳幼児は、大人よりも全身に辛い症状が出やすいです。
嘔吐、下痢などが出たり、気管支炎や肺炎の併発も少なくありません。
一番の予防はウイルスに接触しないこと
家族みんなで予防を心がけて、十分な休養とバランスのとれた食事をとりましょう。
日頃から免疫力を高めて、病気に強い体をつくっておくことが大事です。
赤ちゃんの周囲の大人は、普段から手洗い・アルコール手指消毒などの感染予防に努めるように気をつけていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんもインフルエンザにかかってしまう可能性はあります。
インフルエンザにかからないようにするために、生後6か月から接種可能なインフルエンザワクチンを接種したり、まず周囲の大人がインフルエンザにかからないようにできるだけ気をつけて過ごしていきましょう。
インフルエンザワクチンを接種される場合は、かかりつけのお医者さんへ事前にご相談してくださいね。
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