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2023年03月15日

お役立ち情報

SIDS(乳幼児突然死症候群)を防ぐために私たちにできる8つのこと

SIDE(乳幼児突然死症候群)を
知っていますか?
それまで健康だった乳幼児に起こる
原因不明の突然死のことで、
お昼寝、夜間の睡眠中に発生します。
予兆なく突然起こり、
詳しく検査をして調べても原因が
見つからないものです。

主に、0歳児に多く見られ
発症のピークは”生後2〜6ヶ月
と言われています。

「Back to sleep」キャンペーン

うつ伏せ寝がSIDSの最大のリスク因子に
なることが様々な研究結果によって
明らかになり、

仰向け寝を推奨する
「Back to sleep」キャンペーンが
全世界的に行われ始め、
日本でも1998年に呼びかけが
始まりました。


これによって日本でもSIDSは
大きく減少していきましたが、
それでもまだ、年間約60〜70人ほどの
赤ちゃんの命がSIDSで
奪われてしまっているのが現状です。

SIDS(乳幼児突然死症候群)を防ぐ8つのポイント

SIDS(乳幼児突然死症候群)を
防ぐためだけでなく、
窒息死などの予防策も含めた
私たちにできる8つのことを
ご紹介していきます。

1.平らな場所で仰向け寝させる


平らな場所に仰向けに寝かせることは、
前述の通りSIDSの予防の基本になります。
できる限り1歳までは仰向け寝
寝かせるようにしましょう。

寝返りができるようになって、
もし寝ている間に寝返りした場合
どうすればいいのか?

うつ伏せになったあと、
仰向けに自力でまた戻ることができる
(寝返り返り)赤ちゃんであれば、
基本はそのままでも良いとされています。

もし、まだ一方向の寝返りしか
できない場合は、
気づいたら仰向けに戻してあげるのが
良いとsafe to sleepキャンペーンの
ホームページには記載されています。

しかし、寝返りしないかを
ずっと監視することは難しく、
そもそも寝返りできる時期は
SIDSのリスクは比較的低い
と言われているので、無理のない範囲で
対応してもらえれば大丈夫です。

2.固めのマットレスで寝かせる


赤ちゃんの頭の形に合わせて凹むような
柔らかいマットレスは
SIDSだけでなく、窒息のリスクもあるので
固いマットレスがおすすめ!
また、シーツはシワのつかない
しっかりとフィットしたものを使うと
良いでしょう。

柵にぶつかって怪我をしないように
取り付けるクッション性のある
ベッドバンパー、ベッドガードは、
赤ちゃんの窒息の危険性を高めることが
指摘されており
使用を控えるのが推奨されています。

3.柔らかい寝具は使用しない。周りに置かない


クッション、ぬいぐるみ等と一緒に
寝ている姿は可愛らしいですが
赤ちゃんの口を塞いでしまい
窒息死する恐れがあるため、
周りに置かないようにしましょう。

毛布やブランケットについても
同様の理由で、
置かないほうが良いと推奨されています。


赤ちゃんが冷えが心配な方は、
スリーパーを使用するのがおすすめです。
スリーパーとはパジャマの上から着る
上着のことで、
毛布やブランケットの役割を果たすことができます。

4.親と同じ部屋で、違う寝床で寝る


いつでも親の目の届く同じ部屋で、
違う寝床で寝ることも重要です。
期間は、リスクの高い生後1歳までは
一緒に寝てあげるのが望ましいです。

なぜ違う寝床かというと、添い寝は、
無意識のうちに親が覆い被さったり、
親の使っている布団などによって、
SIDSや窒息のリスクが高まります。

しかし、寝かしつけや授乳中に育児疲れで
お母さんが寝落ちしまうことは
良くあることですよね。
そういう時のために、予め柔らかいものを周りに置かないようにするなど、
他の対策を行っておき、
リスクを下げておくことが重要です。

もし寝落ちしてしまった時は、
親が目を覚ましたタイミングで
赤ちゃんを寝床に戻してあげましょう。

5.赤ちゃんをあたため過ぎない


赤ちゃんをあたためすぎることは
様々な研究によりSIDSのリスクに
なることが分かっています。


胸を触って熱いと感じる場合、
汗をかいている場合は、
あたため過ぎの可能性が高いです。
着込ませるのではなく、
室温を調節してあげてください。


目安としては、
大人が心地良いと感じる室温で、
大人が着ている枚数以上に厚着はさせない方が良いと言われています。

6.タバコを吸わない


妊娠中、出生後の喫煙は
SIDSのリスクを上げる
という研究結果があります。

妊婦さん自身はもちろん、
妊婦さんや赤ちゃんの近くでの
喫煙も受動喫煙になるためNGです。

喫煙者が周りにいる場合は、
できるだけ理解してもらい
近くでの喫煙を控えてもらうのが
望ましいです。

7.寝かしつけの時におしゃぶりを使う


はっきりとした理由は不明ですが、
寝かしつける時におしゃぶりを使用するとSIDSのリスクが下がる
と言われています。

おしゃぶりを使用する際は、
窒息の恐れのあるような、
紐やぬいぐるみの付いたものは
使用しないようにしてください。

8.うつ伏せで遊ぶ時間を作る


うつ伏せで遊ばせる時間を作ることは、SIDSのリスクを下げるそうで、
うつ伏せ遊びの時間を英語で
tummy timeといい
海外でも取り入れられています。


やり方は簡単!
保護者の方が近くにいて、
見守りながらうつ伏せで遊びます。
初めは数分間からはじめましょう。
慣れてきたら徐々に増やし、
理想は1日に15〜30分以上できると
良いと言われています。

無理のない範囲でぜひ、
tummy timeをやってみてください♪

まとめ

□平らな場所に仰向け寝させる
□固めのマットレスで寝かせる
□柔らかい寝具は使用しない。

 周りに置かない
□親と同じ部屋で、違う寝床で寝る
□赤ちゃんをあたため過ぎない
□タバコを吸わない

□寝かしつけの時におしゃぶりを使う
□うつ伏せで遊ぶ時間を作る

以上、8つがSIDS (乳幼児突然死症候群)
の予防のためにできることです。
ただ、この中の一つでもできてないと、
危険だというわけではありません。

SIDSは様々な要因が絡み合って
起こるものなので、
どんなに気をつけていても起こってしまう可能性はあります。

あまり神経質になりすぎず、
できる範囲で赤ちゃんの睡眠について
見直してみていたただければ幸いです。

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