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2023年11月23日

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【乾燥のサイン?!】赤ちゃんのほっぺが赤い原因

冬になると、ほっぺが赤くなっている赤ちゃんをよく見かけますよね。

この、ほっぺが赤くなるのは「寒暖差」と「乾燥」が主な原因だと言われています。

大人でも同じように乾燥と寒暖差で顔が赤くなることもありますよね。

そんなほっぺが赤くなる原因やスキンケアの方法についてご紹介します。

赤ちゃんのほっぺが赤くなる原因

◼︎寒暖差

ほっぺが赤くなる原因の1つが気温の寒暖差です。

寒い季節に外から暖かい室内に入った時、顔や耳が熱くなったという経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

血管は寒いところにいると収縮しますが、そこから暖かいところに行くと一気に拡張します。

冷たい空気にさらされると、毛細血管が縮小して血液が流れにくくなります。

そのあと温かい室内に入ると毛細血管は一気に拡大し、たくさんの血液が流れはじめるのです。

赤ちゃんの顔の皮膚は薄くて大人以上に毛細血管が透けるため、一気に流れ込んだ血液によってほっぺが赤く染まって見えるのですね。

寒暖差によるほっぺの赤みは体の自然な反応ですので、過度な心配はいりません。

しかし、急な寒暖差は血流の促進につながり、肌にかゆみがでやすくなります。

赤ちゃんが皮膚をかきむしってしまうと、肌が傷つき、菌などが入り込んでしまう恐れもあります。

肌を傷つけないよう注意してあげましょう。

◼︎乾燥

ほっぺが赤くなる原因のもう1つが乾燥です。

赤ちゃんの肌はやわらかく、みずみずしいイメージがありますよね。

ですが、実は大人よりも肌が乾燥しやすいといわれているのです。

赤ちゃんの皮膚はバリア機能が不完全で、大人よりも外的な刺激を受けやすいです。

湿度の低下や摩擦のような、ささいな刺激でも過敏に反応し、ほっぺが赤くなりやすいので注意しましょう。

エアコンの刺激にも弱いので、空気の乾燥する冬は特に大人よりも肌が乾燥しやすいのですね。

とくに気をつけたいのは、生後2~3ヶ月以降の赤ちゃん

この時期になるとママのお腹の中でもらった女性ホルモンの影響が薄れていきます。

特に1歳ごろから思春期前までは、皮脂の分泌量が減って肌が乾きやすくなります。

ほっぺが乾燥で赤い時はスキンケアが大切!

乾燥が原因でほっぺが赤いなら、早めの対策が必要

肌が乾燥していると皮膚のバリア機能が低下します。

皮膚が刺激に敏感になることでかゆみが生じ、その皮膚をかいてしまうことでさらに角質層が傷ついてしまいます。

角質層に傷がつくことで、感染症を起こすおそれがあります。

大人はかゆみを我慢することもできますが、赤ちゃんは思いきりかきむしってしまうので心配ですよね。

とくに秋から冬にかけては、気温とともに空気中の湿度も低下するため、注意が必要です。

普段から赤ちゃんのスキンケアや乾燥対策を行い、皮膚の潤いを保ちながらバリア機能の低下を阻止していきましょう。

暖房も室内の空気を乾燥させる要因ですので、しっかりとした対策が必要です。

◼︎赤ちゃんの肌が乾燥した時の主な症状

  • 肌がザラついたりカサカサする
  • 肌が荒れて赤みをおびる
  • 肌に湿疹が出る

新生児の肌に生じる症状は、数日から数週間で自然消失するケースも多数あります。

過度に心配する必要はありません。

赤ちゃんのスキンケアのポイント

肌を清潔に保つ

スキンケアの第一歩は、肌を清潔に保つことですね。

赤ちゃんは大人よりも汗をかきやすいので、毎日の入浴でしっかり汚れを落とし、肌を清潔に保つことが大切です。

特にくびれ部分は汗がたまりやすく汚れやすいので、念入りに洗ってあげましょう。

あせもの原因にもなる汗は、こまめに拭いたり洗ってあげてください。

ほっぺについた食べこぼしやよだれも肌を刺激します。

こぼした食べ物や飲み物が皮膚についたままの状態もは不衛生です。

皮膚がかぶれたり赤くなったりするので、顔まわりの汚れはとくにこまめに、タオルでやさしく拭いて取り除いてあげましょう。

こまめに保湿をする

肌を清潔にしたら、しっかり保湿も必要です。

特にお風呂あがりは肌の保湿に大切な油分や水分が流れ出てしまっているので乾燥しやすいです。

赤ちゃんも大人と同じで、お風呂あがりから10分程経つと肌の水分は急激に減ります。

保湿クリームやローションを肌に塗り広げ改めて保湿をしてあげてください。

使うスキンケア用品

赤ちゃんの肌になじむ、使い心地の良い保湿剤を選びましょう。

  • よく伸びて塗りやすいもの
  • 柔らかなテクスチャーで扱いやすいもの
  • 塗った後にべたつかないもの

赤ちゃんの頃からしっかりスキンケアをしてあげることで、健康な肌を保つことにつながります。

部屋の乾燥対策をする

冬場の室内は空気が乾燥しやすいので、加湿器を活用していきましょう。

エアコンをつけた室内では、気づかないうちに湿度が下がって空気が乾燥してしまっていることもあるのです。

赤ちゃんはずっと同じ部屋で過ごすことが多いので、赤ちゃんの寝室や、日中過ごす部屋にも加湿器を置くことをおすすめします。

空気がうるおうと、風邪の予防にも効果的ですね。

また、湿度が上がると皮膚から水分が蒸発されにくくなり、体温が下がりづらくなるため、暖かさを実感しやすくなりるのです。

赤みが長引く場合は受診を検討する

これらの日頃の保湿ケアで、もし改善しない場合は、乾燥性湿疹の可能性もあります。

外用薬でも治療ができますので、早めの受診で医師に相談してみてください。

◼︎乾燥性湿疹とは

乾燥性湿疹とは、肌のバリア機能が低下した影響で、湿疹ができてしまう皮膚疾患です。

乾燥からのかゆみが進行すると、ひび割れ・湿疹・更にかゆみが強くなる場合があります。

脚のすねや脇腹など、皮膚が乾燥しやすい場所に出やすいのも特徴です。

バリア機能が未熟な赤ちゃんの肌は、衣服のこすれや急激な温度変化などの刺激にも弱いので、

それらが原因で乾燥性湿疹になることもあります。

保湿剤の種類と特徴

赤ちゃん向けに作られたものを使うようにしましょう。

  • クリーム
  • 白色ワセリン
  • ローション、乳液、スプレー

クリーム

油分を多く含むので保湿効果が高く、もっちりとした使用感です。
空気が乾燥しやすい時期に使うのに適しており、よだれなどで乾燥しやすい顔にもぴったりです。

白色ワセリン

白色ワセリンは人工的な皮脂膜をつくり、水分の蒸発を防ぐ働きがあります。
皮脂膜を作ることで肌を保護でき、外部刺激による肌荒れの予防にも使えます。

赤ちゃん用の柔らかく塗り広げやすいタイプの白色ワセリンもありますので、使用部位や赤ちゃんの肌の状態に合わせて使い分けられます。

ローション、乳液、スプレー

ローションには透明な化粧水タイプや乳液タイプなどがあります。

さらっとした使い心地が特徴で、夏の季節などさっぱりと保湿ケアをしたいときにお勧めです。
また、さらっとしているので塗り拡げやすく、広範囲をケアしたいときも使いやすいです。

まとめ

寒暖差が原因のほっぺの赤みであれば、心配はいりません。

しかし肌の乾燥で赤くなっている場合は、しっかりとした対策が必要です。

今回お伝えしたように赤ちゃんの肌は、大人よりもデリケートです。

乾燥によるほっぺの赤みを放置していると、思わぬ皮膚トラブルにつながり、肌の健やかな成長を妨げてしまいます。

肌荒れによるかゆみや痛みなどが続くのは、赤ちゃんもつらいです。

こまめなケアで、ほっぺの肌ダメージを防いであげましょう。



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